ロンドンの治安は悪い?良い場所は?外務省発表のデータを元に分かりやすく解説

2019.06.18

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皆さんはイギリス・ロンドンの行ったことがありますか?

「ロンドンに行くことが憧れ」という人もいるのではないでしょうか。

ロンドンの治安に関して、日本の外務省では1~4の危険レベルは現在出しておりません。

だたし、イギリス国内では、テロの恐れがあるとして現在「Severe」(テロの発生が極めて高いレベル)を警告しています。

ロンドンを中心にイギリスでは、近年死亡者が出る痛ましいテロが発生しているのです。

テロ以外に、犯罪が多いという意味でもロンドンは治安が良いとは言えない状況です。

具体的には、2017年の犯罪の発生率は、東京と比べた場合、殺人は3倍、侵入盗20倍、そして強盗はなんと128倍も発生しています。

日本の外務省の出す危険レベルだけを頼りにしてはいけないのです。

日本人が巻き込まれやすいのは、スリや置き引きや路上強盗、ひったくりです。

複数人で日本人を狙い、手口も巧妙です。

こういった犯罪は主要な駅や空港、観光地などで発生しやすく、人気のない場所でも事件は発生しています。

さらに、テロに関して言えば、教会や政府関連施設なども加えて危険であり、犯罪、テロはロンドン全域で注意するべきです。

犯罪対策としては、現金は少なく持ち歩くことや、周りに不審な人がいないか随時確認することなどです。

テロの対策としては、観光地や宗教施設、政府関連施設には長い時間滞在しないことや、最新のテロ情報をロンドン以外のも合わせて収集することなどです。

一方、注意したい病気は花粉症や世界各地で流行している風しんや麻しんです。

最近日本でもそうですが、一日の中の温度差が大きいので、体調も崩しやすくなります。

衛生面は特に問題ありません。

ロンドンには日本人医師のいる病院も多くあります。

警察、火事、救急車の連絡先もご紹介していますので、合わせてご覧ください。

ロンドンの治安は良いのか悪いのか

ヨーロッパにあるロンドンは、イギリスの首都です。

世界の金融や芸術、メディア、教育、文化などの中心都市です。

ビック・ベンやバッキンガム宮殿などの有名観光地があり、これらを観光するのを目的にしている人もいるのではないでしょうか。

イギリスの教育機関で言えば、オックスフォード大学やケンブリッジ大学など、世界屈指の有名大学もあります。

東京からは飛行機で約12時間と少し時間はかかりますが、ヨーロッパの綺麗な街並みを求めて行った人、これから行く人も多いことでしょう。

さらに、経度0度0分0秒を表す本初子午線がロンドンを通っていることも、中学校で習います。

総じて、イギリス・ロンドンはあらゆる面で、世界の中心都市なのです。

そんなロンドンですが、治安は良いのでしょうか?

個人的にはヨーロッパは中東と陸続きで繋がっているので、危険だというイメージがありますが、イギリス・ロンドンは大陸から離れているので、そこまで危険ではないのかな?と思っています。

実際はどうなのでしょうか?

外務省によると、ロンドンを含めたイギリス全域には、危険レベル1~4の危険情報は出ていません。

ただ、「テロに対する特別な警戒」として、注意喚起がなされています。

それは、ロンドンを中心に近年テロが何回も発生しており、イギリス国内で危険情報が出ているからです。

具体的に見ると、2017年にはロンドンでテロは3回発生しました。

3月には、ロンドンの中心にあるビック・ベン近くのウェストミンスター橋や英議会下院で4人が死亡するテロが起きました。

6月には、ロンドン橋で7人が死亡するテロが起きました。

9月には、地下鉄で爆発事件が起こり、約30人が死亡しました。

さらには、ロンドンの北西に位置するマンチェスターで22人もの人が亡くなるテロが起こり、日本でも大きく報道されました。

これら一連のテロにより、イギリスでは国内のテロ脅威度のレベルが一時、最高の「Critical」まで上がりました。

現在でも、上から2番目に危険な「Severe」「テロの発生が極めて高いレベル」とされており、テロの脅威に晒されています。

日本の外務省の危険レベルは出ていないものの、イギリス・ロンドンでの脅威は高くなっている状況なのです。

イギリス・ロンドンに行く際には、テロに細心の注意を払わなければならないのです。

以降、テロ情報の他にロンドンの犯罪発生状況や、日本人が巻き込まれやすいトラブル、衛生面などについて、日本の外務省の発表を元に解説していきます。

ぜひ参考にしてみてください。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「危険・スポット・広域情報~テロに対する特別な警戒が必要です~」

ロンドンにおける犯罪発生状況について

初めに、ロンドンでの犯罪の発生状況について、解説していきます。

ロンドンは東京と比べて犯罪が多く、2017年の発生率に関しては、殺人が3倍、侵入盗が20倍となりました。

強盗はなんと20倍も発生しました。

この数字は、他のヨーロッパの国と比べても多く、深刻な状況なのです。

東京もロンドン同様、世界の人気の観光地で、多くの外国人が訪れています。

ただ、数字を見ると桁違いであり、日本は安全なのだと思います。

そんな安全な国に住み、無防備であることに慣れている私たちの中には、外国でも「きっと大丈夫」と思ってしまう人もいるのではないでしょうか。

ロンドンに行くとなれば、防犯対策をしっかり講じて、細心の注意を払わなければならないのです。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」

ロンドンで日本人や観光客が巻き込まれやすいトラブルや事件

次に、ロンドンで日本人が巻き込まれやすいトラブルや事件について、解説していきます。

ロンドンでは、性犯罪や空き巣などの被害も多くなっています。

日本人が特に巻き込まれやすいものとして、以下2つをご紹介します。

①スリ・置き引き

1つ目は、スリや置き引きなどの窃盗です。

日本人を狙った複数人による犯行が多くなっており、驚くことにそこに子供も含まれている場合もあります。

日本ではなかなか考えられないですよね。

子供がかわいいからと言って、安易に声を掛けない方が良いのです。

具体的には、パスポートなどの貴重品が盗まれる事案や、ATMでキャッシュカードが盗まれる事案などが発生しています。

複数人によるというもので、手口も巧妙なのです。

数字で見ると、日本人でパスポートが盗まれた件数は、毎年200件以上にもなり、いかに事が深刻かが分かります。

日本人が狙われやすい理由は、外国人の中では「日本人観光客は普段現金を多く持ち歩いている」と認識されていることです。

例え、自分は少額の現金しか持ち歩かないとしても、「日本人観光客=現金を多く持ち歩いている」という認識を持たれている以上、注意している自分自身が被害にあってしまうということも残念ながらあるのです。

②路上強盗・ひったくり

2つ目は、路上強盗とひったくりです。

具体的には、歩きスマホ中に隙を狙われて、被害に遭う事案などが発生しています。

さらに、犯行も大胆で、殴りかかったり突き倒して手荷物を奪っていくので、ケガをすることも考えられます。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全な英国滞在のために[安全の手引き]」

ロンドンで特に注意が必要な治安が悪い場所

次に、ロンドンで特に治安が悪い場所について、ご紹介します。

ロンドンでは、主要な駅や空港、バッキンガム宮殿正門前広場や大英博物館などの有名観光地が犯罪が発生しやすい意味では、治安が悪い場所です。

さらに、夜になると人気のない場所でも、犯罪が発生しやすくなります。

ロンドンには、いたるところに世界的に有名な観光地があり、世界中から人が集まってきます。

ロンドンのどこにいても、朝、日中、夜でも、「私の今いる場所で犯罪が起こるかもしれない」という意識を持つことが重要です。

加えて、テロが特に起きやすい場所として、上記の場所を含め、ロンドンに多くある教会やモスク、政府の関連施設にも注意が必要です。

ロンドンは世界の政治の中心地でもあります。

これまでロンドンを含めたイギリスでのテロにおけるイギリス政府の対応に、不満を持つ人が、いつ政府関連施設やその周辺で事件を起こすかは分かりません。

事実、前述したようにイギリス政府は、テロの脅威度を「Severe」とし、警告しています。

ロンドンにおいては、「ここが特に治安が悪い場所」とは決められないのかもしれません。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全な英国滞在のために[安全の手引き]」

ロンドンの防犯対策について

次に、ロンドンにいるときの防犯対策について、ご紹介します。

①スリ・置き引きの対策

外出するときは、現金を最小限に持つことを前提で、現金やクレジットカードはバッグよりも、洋服のポケットに入れるようにしましょう。

自分の体のより近いところにあれば、狙われたとしても被害を最小限に抑えることができる可能性があります。

スマホで写真を撮るときも手荷物に注意しましょう。

②路上強盗・ひったくり

強盗やひったくりは、人の多いところからターゲットを付けていき、人気のないところに入ったのを狙って犯行に及ぶケースが多いです。

ですので、普段から周りに不審な人はいないか、自分についてくる人はいないか確認しましょう。

人気のない場所に入ったときには、特に周りに目を配りましょう。

子供にも注意しましょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全な英国滞在のために[安全の手引き]」

ロンドンに滞在している時に特に注意するべきこと

次に、ロンドンにいるときに特に注意すべきことです。

もちろんスリやひったくりにも注意ですが、テロにさらなる警戒を持ちましょう。

テロは自分の生命を脅かすものです。

先ほども述べたように、テロは近年頻繁に起こっています。

イギリスでテロを計画していたという事案も報告されています。

これまでもイギリス・ロンドンにおいて、テロによる日本人の被害は確認されていません。ただ、テロは、いつどこで犯行されるか分かりません。

以下4つの対策を講じましょう。

①観光地や宗教施設、政府関連施設など、人の多く集まる場所に長時間滞在しないこと。

②少しでも不審な人を見かけたら、その場を離れること。

③ロンドン、イギリス以外のものも含めて、最新のテロ情報の収集に努めること。

④「自分は被害にあわないから大丈夫」という考えをやめる。

被害に遭わないように、実行してください。

テロ以外に注意したいこととして、1つだけご紹介します。

それは、地下鉄やバスなどの公共交通機関では、「乗り越し精算」ができないことです。

日本ではできますが、「目的地より先に行ってしまった。後から追加の料金を払えばいい。」ということはできないのです。

乗り越ししてしまった場合には、なんと高額な罰金が科せられてしまいます。

不便ですが、覚えておきましょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全な英国滞在のために[安全の手引き]」外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」

ロンドンで特に注意をするべき病気とケガ

次に、ロンドンで注意したい病気についてです。

イギリス・ロンドンは、一日の中で温度差が大きい地域です。

旅疲れも重なって、体調を崩さないように、夏はカーディガン、冬はセーターなどのすぐ羽織れるものを持ち歩くと良いでしょう。

加えて、花粉症にも注意しましょう。

時期は3月~9月頃です。

花粉の違いによる、日本では花粉症になったことのない人も気をつけましょう。

最近では、麻しん・風しんも世界各国で流行っています。

世界中から人が集まる地域です。

特に妊婦さんは渡航を控えたり、滞在日数を短くするなどしましょう。

もし現地で体調を崩し、病院にかかるとなると、医療費は高額になります。

渡航前に海外旅行傷害保険に加入することをおすすめします。

保障内容もあらかじめ目を通し、どういった場合にいくら保険金が受け取れるのか確認しましょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「世界の医療事情 英国」外務省海外安全ホームページ「海外における麻しん(はしか)・風しんに関する注意喚起(その2)」

ロンドンの衛生面での心配点

次に、ロンドンの衛生面についてです。

イギリス・ロンドンの衛生状況は特に問題ありません。

日本とほぼ同じ感覚で過ごしても、特段の心配は不要でしょう。

水道水は加熱しなくても飲めますが、念のためお店で購入したお水を持ち歩くことをおすすめします。

さらに、自分で料理をする際には、野菜はよく洗ってから使用しましょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「世界の医療事情 英国」

ロンドンで何かあった際の連絡先と対処方法

最後に、ロンドンで事件やトラブルに巻き込まれたり、体調を崩したときの連絡先と対処方法をご紹介します。

<警察・火事・救急車>999

この番号に連絡すると、「Which service do you require?」(警察と火事と救急車のどちらですか?)と聞かれます。

英語が苦手な方は、最初の「Which」(ウィッチ)だけでも聞き取れれば、焦らず対応できるかと思います。

答え方は、

・警察を呼ぶ場合→「Police, please」

・火事の場合→「Fire Service, please」(ファイヤー サービス)

・救急車を呼ぶ場合→「Ambulance, please」(アンビュランス(救急車の意味))

と答えましょう。

その後、名前や電話番号、状態などが聞かれます。

<在英国日本国大使館>(020)7465-6500

・大使館にも連絡しましょう。

・バッキンガム宮殿の近くにあります。

病院に関しては、イギリスには2種類あり、「NHS」と「プライベート医療サービス」があります。

観光客は救急の場合にはNHSを利用できますが、それ以外はプライベート医療サービスとなります。

NHSを利用したい際には、「999」を利用し、救急車を呼びます。

以下、

プライベート医療サービスの病院をご紹介します。

<ジャパングリーンメディカルセンター(アクトンクリニック・レディースクリニック)>(020)7330-1750

・日本人医師が多くいる病院です。

・ホームページも日本語表記で安心です。(外務省の「世界の医療事情 英国)に記載されているホームページに飛ぶと、英語のみのブログのようなページが出てきます。ネットで新たに検索した方が良いです。」

<キースコーヘン総合歯科医院 Acton診療所>(020)8993-2933

・日本人の歯科医がいる歯医者です。

・月~日の週7日診察をしています。

事件に巻き込まれたり、体調が悪くなったら、上記の番号に連絡しましょう。

病院は日本人医師のいるところ、日本語が通じるところは他にもあります。

一度電話して、すぐ診察してもらえるか確認した方が良いでしょう。

参考サイト⇒外務省海外安全ホームページ「安全対策基礎データ」外務省海外安全ホームページ「世界の医療事情 英国」

まとめ

以上、ロンドンの治安についてでした。

ロンドンはあらゆる面で世界の中心都市です。

人が多く集まることもあって、犯罪やテロは起きやすいのです。

日本と同じ感覚で過ごすと、お金が盗まれてしまったり、生命に危険が及ぶ可能性もあります。

人間は何か事件が起こっても、「私は大丈夫」と思ってしまうそうです。

イギリス・ロンドンやその他外国で楽しく滞在したいのなら、その考えは捨てましょう。

犯罪の対策、テロの対策をしっかり講じて、「また来たい!」と思えるようなロンドンへの旅にしましょう。

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